しつこい風邪め

なかなか風邪がぬけてくれません。
朝もう大丈夫、と思っていたら午後になってしんどくなったり、咳もしつこいし・・・
でも少～しずつ良くなって来てます。

２月は「光の春」。
私はなんとなく気分が上向きになってきてます。
それで何ヶ月もしていなかった「読書」をしました。
芥川龍之介の短編です。
特に読みたかったというより、家にあったから。
文字だけで心理状態や場面を描写する巧みさ！そして日本語の美しさ、奥深さ！感動です。

それから私のお気に入りの本紹介させてくださね。
五輪書　宮本武蔵

宮本武蔵の雑学本などでよく「五輪書」の一節が引き合いに出されていますが、どうしても全文が読みたくて、昨年購入しました。

兵法の奥儀が綴られているのですが、その中には武蔵の人生観、価値観を垣間見ることができます。

文は装飾もなく簡潔です。
それなのに、すごく感動してしまうのです。
文字通り命を掛けてきた人生を生き抜いてきた武蔵の言葉だからでしょうか？
すごい説得力があると思いました。

例えば、
「太刀はをうち下げれば、上げやすい方に上げ、横にふった時は横にもどしやすい方へもどし・・・」（水の巻）
というところを読んだ時、ロクロが頭に浮かびました。
他にもいろんなことに置き換えられるなあって。

まだ頭がボォっとして、話があちこちに行ってしまいました。
読んでくれてありがとう。